中国工商銀行、南アフリカ最大手銀行の株主に |
経済 [2007-12-20] |
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中国の銀行業市場最大のM&A(企業の合併と買収)案が10月25日に固まった。中国工商銀行が南アフリカ共和国最大手行スタンダード銀行の約20%の株を買収すると発表したのである。
この取引で、中国工商銀行は336.7億ランド(約400億元)を出資。これは中国の銀行業史上「最大」規模のものであり、南アフリカにとっても1994年のアパルトヘイト(人種隔離政策)廃止以来、海外からの最大の直接投資である。資産からすれば、両者はアジアとアフリカそれぞれにおける最大の銀行ということになる。M&Aの情報による煽りを受け、スタンダード銀行の株式は7%上昇した。
今回の取引は、中ア関係の深まりと成熟を表すサインとしてとらえられている。このM&Aの実現後、中国工商銀行はスタンダード銀行の筆頭株主となる。また、協定の規定では中国工商銀行は董事会(取締役会)において2席を確保し、そのうちの1人は副董事長となっている。
今回のM&Aを通じ、中国工商銀行は新たなルートと本土における経験を得ることとなる。同時にパートナーを得ることは、銀行業務、プライベートエクイティ、保険業務への投資を実現する大きな手助けにもなる。
スタンダード銀行にしてみれば、新たな資本を注入することで、南アフリカ及び他のアフリカ市場、ないしは国際市場において継続して力強い成長を維持することができることになる。スタンダード銀行はすでにアフリカ18カ国及び世界20カ国において業務を成功裏に展開しており、引き続き積極的な拡大を模索している。
今回の海外M&Aは中国工商銀行にとっては初めてではない。2006年10月に上場した中国工商銀行は、同年年末には900億ルピア(約9000万元)でインドネシアのハリム銀行の90%の株式を取得した。
今年8月にも、46億8300万パタカ(マカオの通貨、約41億元)でマカオ誠興銀行の79.93%の株式を取得した。しかし、54億ドルという今回の規模に比べれば、上述した二つのM&Aも小さなものに見えてしまう。 |