台湾を代表するトップアイドル羅志祥(ショウ・ルオ)が、4月24日(土)SHIBUYA-AXにて日本での初ライブ「SHOW ON STAGE TOKYO SPECIAL」を開催した。
ショウは1996年にユニット「四大天王」のメンバーとして注目を集め、2003年よりソロ活動を開始。現在は台湾を中心に、歌手・俳優・司会者・CMイメージキャラクターなどとして幅広く活躍しマルチな才能を発揮。その甘いルックスと絶妙なトーク、親しみやすいキャラクターで台湾トップアイドルの座を不動のものにしている。大ヒットドラマ『ホントの恋の見つけかた(原題:轉角*遇到愛)』や『ホット・ショット(原題:籃球火)』、超人気バラエティ番組『娯楽百分百』などを通して、日本でもアツいファンが多いショウ。周りを見渡した所、ほかの台湾歌手のライブよりも日本人率が高いようだった。ペンライトのほか、「志」「祥」「しょう」と書かれたオリジナルプレートや、応援メッセージの入ったうちわ、ショウの写真入りジャンボうちわといった応援グッズをかたく握り締めたファンの姿も多く見られ、ライブ開始前からファンの期待と興奮が伝わってきた。
オープニングVTRが流れ、ステージ幕が取り払われると、1曲目の『国王遊戯(原題)』からキレのある華麗なダンスを披露。ショウは、台湾では“舞王(ダンスキング)”と称されているのだが、今回のライブでも、6人のイケメンバックダンサーと息のぴったり合ったダンスで観客を魅了した。また、バックダンサーが5回ほど衣装をかえていただけでなく、ショウ自身も3回衣装を取り替え、ジャケットを脱いだり、サングラスをつけたり、椅子ダンスにハンカチダンス……といったように、目と耳、身体全体を使って楽しめるよう演出が凝っていて、集まったファンもいろいろなショウを楽しめたはずだ。
驚いたのは、MCが全部日本語だったこと。「みなさんこんにちは!私はショウです。めっちゃ超嬉しい!今日全部日本語だよ!今、通訳帰った(笑)」「今日はライブですよね~、番組じゃないよね~?」「僕はアイドルだよ~。お笑い芸人じゃないよ(笑)」と絶妙なトークで会場を沸かせた。ライブ終了後に行われた囲み取材で分かったのだが、これまでショウは日本語を正式に学んだことはなく、日本のドラマやドラえもんを観て(ドラえもんという所がまたショウらしくてカワイイ)独学で覚えたというのだから、本当にびっくりだ。
また、ファンとの掛け合いもサービスたっぷりで、汗をふいたタオルやハンカチを投げただけでなく、身につけていた首飾りもプレゼント。「コレも欲しい?」「コレも欲しい?」とジャケットやシャツ、パンツも欲しいかどうかファンに尋ねると、「欲し~い!」と目を輝かせたファンたちから黄色い声があがった。「じゃあオレはどうするの?」「今日はお母さんも来ているから駄目~」とここでも笑いを取り、人気司会者ぶりを発揮していた。
途中、日本のファンに喜んでもらおうと日本語の曲も披露。SMAPの『らいおんハート』に挑戦したのだが、「ストップ!ストップ!やべ!」とまさかのやり直し。歌詞を忘れてしまったり、ダンスの振りを忘れてしまったり、ちょっとしたハプニングもあったライブだったが、全てショウのお茶目な部分のアピールにもつながっているというか、会場のファンも「カワイイ!」「頑張って!」と目がすっかりハート状態。「新しいのライブの準備をしていたから、SHOW ON STAGEのことを忘れてしまった」そうだが、「4月30日に香港で、5月15日に台湾で新しいライブやるよ!」とちゃっかり宣伝。マイナスなことも全てプラスの力に変えられちゃうのは本当にすごい。「今回は渋谷だったけど、次は武道館でやりたい。一緒に頑張ろう!後で友達にメールしてね。ショウくんのライブ面白かったよ~って友達にメールしてね!」と、次回は武道館宣言も。実際に、帰りの電車の中でお友達にライブ報告をしたファンの方もきっと多かったはず。歌有、ダンス有、パフォーマンス有、お笑い有の楽しい一晩だった。
取材:鈴木 基子 撮影:Akira Jiang